条件を足すほど、過去の成績は上がります
そして、その先では落ちます
| 前半 2021-2023 | 後半 2024-2025 | |
|---|---|---|
| 素のまま | PF 1.43 | PF 1.56 |
| 数字で拾う | PF 2.58 | PF 1.38 |
| 構造で絞る | PF 2.02 | PF 1.78 |
5年ぶんを、前半3年と後半2年に分けます。
まず前半(2021〜2023)だけを見ます。30分ごとの時間帯に分けると、 42枠のうち24枠がプラス、18枠がマイナスでした。 「負けた時間を外せば良くなる」。そう考えて、 プラスだった24枠だけで新規を建てるようにして、もう一度回しました。
前半の成績は大きく上がりました。PFが1.43から2.58へ。 ドローダウンも17.2万円から10.1万円に浅くなっています。取引数は192回から114回。 絞った甲斐があったように見えます。
ここで後半(2024〜2025)を回します。 後半は、絞りを決めたあとに初めて見た期間です。
絞らないままなら、後半のPFは1.56でした。前半より良い。 絞った方は1.38。絞らない方より悪くなっています。
損益で見ると、もっとはっきりします。 絞らなければ62.2万円。絞ると23.8万円。6割が消えました。
比べるために、もう1つの絞り方も回しました。 「朝の寄りは荒れるから避けて、10時から15時45分まで」。 これは前半の数字を見て決めたのではなく、相場の作りから決めた絞り方です。 こちらは前半2.02、後半1.78。後半でも、絞らない方を上回っています。
なぜこうなるのか。「この24枠が良い」というのは、 その3年間にたまたま起きたことを拾っただけだからです。 次の2年に同じ理由は無い。だから効かない。 「寄りは荒れる」には、毎日同じ理由があります。だから次の期間でも残ります。
これが過剰最適化です。条件を足すたびに、過去にはよく合うようになります。 そして合わせるほど、その期間の偶然をなぞっているだけに近づきます。
見分け方をいくつか挙げます。条件の数が多いとき。取引数が少ないとき。 少し動かすと崩れるとき。300円が良くて310円が駄目なら、それは偶然です。 そして、その絞り方を相場の作りで説明できないとき。
確かめ方が、いまやったことです。 期間を2つに分けて、前半で決めて、後半で試す。 これをやらずに「PFが2.58になりました」と言うのは、何も言っていないのと同じです。
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